くらし設計室 ARCHITECT OFFICE

御門の家:一年後の暮らし

柔らかな陽射しに草木が映える季節となりました。
先日、お引渡しから約一年が経った「御門の家」にお邪魔しました。

家のなかでも毎日の食事を掌るキッチンは、重要な場所ですが
御門の家のそれは、暮らしに合わせてあつらえた「別注のキッチン」です。
一年の暮らしのなかで、すっかり働く台所になった姿をご紹介します。

「台所の日常の様子をご紹介したいのですが‥」という私たちのお願いを
笑顔で承知してくださった奥さま‥ありがとうございます


背面カウンターには、あるべき場所にあるべき家電を配置します


ステンレスかごの野菜置き場と、扉内の米びつ‥食材のストックもぬかりなく


気になる引出しの中は‥しっかりと詰まっています


天井高さ2100㎜の吊戸棚は、踏み台なしで上段まで手が届くそう


背面カウンターでの配膳、手元を照らすのは‥


明かり採り障子からの自然光です、張地は麻レースのカーテン生地


シンク下はごみ箱置き場、ミーレの食洗機はやはり大容量!


キッチン天板とシンクは人造大理石、継ぎ目のないシームレス加工
手元にはわずか20㎜の立上りを設けています
このあたりの細やかさは「別注のキッチン」ならではです
向こうに見える中庭の景色に、ほっと心が落ち着きます

「御門の家」とともに毎日を歩んでくださっているお施主さまご家族
キッチン製作に妥協なくお付き合いくださった松岡製作所さんに
心から感謝を込めて‥これからもよろしくお願いします。

2018年04月09日 │ works:御門の家

三原の家:植栽工事

「三原の家」のお引き渡しから4ヶ月‥
春の足音が聞こえてきそうな暖かな気候の中、お庭の植栽工事を行っています。

紅葉の下をくぐってアプローチするような計画。
四季を感じるようなお庭に成長するのが楽しみです。

室内からは下の開口からお庭の緑を眺め、
上の欄間から奥の山並みを取り込む計画となっています。

そしてこのお庭は、隣地の親世帯の住まいからも眺められる配置とした共有の庭。
春からは庭を介して繋がる親世帯のリノベーション工事に入ります。

2018年02月26日 │ works:三原の家

くらし設計室:事務所を移転しました


私たちの自宅兼事務所「くらしの家」から水路沿いに徒歩30秒‥
築50年の木造平屋建てに手を加え、
この度「くらし設計室」事務所を移転しました。

たくさんの人たちのお力添えのおかげで、
簡素でありながらも落ち着いて設計に没頭できる拠り所が出来ました。
新たな場所で、設計という仕事と献身的に向き合っていきたいと思います。

今後とも「くらし設計室」の二つの拠点をどうぞ宜しくお願い致します。

くらし設計室
(新事務所)720-0082 広島県福山市木之庄町2-12-26 くらし設計室アトリエ
(自宅兼事務所)720-0082 広島県福山市木之庄町2-12-23 くらしの家



設計:くらし設計室 / 穂垣友康・穂垣貴子
施工:ホーム
家具:ヤリヤ家具店 / 鎗屋大輔
玄関照明・表札・ポスト:tessen / 山田幸一郎

2018年01月18日 │ くらし設計室について, 日々のこと

今年一年ありがとうございました

寒さがいちだんと増し‥2017年も暮れようとしております。

くらし設計室は今年、たくさんの人に支えられた一年でした。
みなさま本当にありがとうございました。

くらし設計室は12/29(金)~1/4(木)までお休みをいただきます。

どうぞよいお年をお迎えください。

2017年12月27日 │ 日々のこと

千田の家:祝上棟

冬の澄んだ空気の中
「千田の家」が上棟を迎えました。


鈍色の空の中はじまった上棟も、棟が上がる頃には気持ちの良い青空に‥

吉野杉の架構が現しとなり暮らしを形づくる小さな平屋建ての住まいは
切妻屋根の一部が変形し、高窓から北側の安定した光を室内に取り込む計画としています。



敷地における住宅の佇まいは、上棟の時に最も気になることの一つです。
何もなかった敷地に一日で建物が立ち上がるため、建物がその場所の風景に馴染んでいるかどうか‥
高さを抑えた小さな住まいは、この場所の風景に溶け込む品のある佇まいとなると実感しました。

冬の寒い日の上棟でしたが、一日をご家族で見守っていただき
温かい飲み物や豚汁を準備していただいたりと
建主ご家族の心遣いにより、とても和やかな上棟日となりました。

2017年12月13日 │ works:千田の家

第9回JIA中国建築大賞2017

第9回JIA中国建築大賞2017において
「風谷の家」が住宅部門 優秀賞を頂きました。


この賞に応募しようと思ったきっかけは、古民家再生工房さんの30周年記念の展覧会を拝見し、
今回の賞の審査員長である内藤廣さんの講演会を聞いたことでした。
私自身も建築を作るときに「地域としての建築とは何か」ということを考えて設計をしているので、
尊敬する建築家の方達に設計した住宅を実際に見てもらい、講評を頂きたいと思い応募しました。

現地審査に快く応じて下さいましたお施主さま、
施工していただきました工事関係者の皆様に
あらためて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

審査員の方からは、
「文句なく完成度の高い建物です。施主は家具の製作所のオーナーで、さほど広くない谷間の工場の跡地に建てられています。斜面地で敷地条件はとても難しかったと思いますが、それを見事に解いています。建物にアプローチするあたりの構成がとても素晴らしい。吉村順三を思わせる立ち姿とディテール、ずいぶん吉村さんについて勉強したんだろうな、と思いました。印象的だったのは、リビングダイニングの一段高くなった作り付けソファのあるスペース。さして広くないのですが、身の置き所があるとても居心地の良い空間でした。」と講評して頂きました。

今後もそれぞれの敷地の場所性を活かした住まいをつくり、地域としての建築を考えていきたいと思います。

第9回JIA中国建築大賞2017

主催:日本建築家協会中国支部

審査委員長:内藤廣

審査委員:楢村徹、村重保則、前田圭介

「風谷の家」
設計:くらし設計室 / 穂垣友康・穂垣貴子
施工:ホーム
特注ソファ:心石工芸
造園:庭屋sora*niwa / 高岡征洋
写真:小川重雄




2017年11月21日 │ works:風谷の家, 受賞

くらしの庭:秋

快適で豊かな時間を過ごすために庭は欠かせないものです。
秋になると赤や黄色に染まったモミジやケヤキの葉っぱをせっせと掃き集めるのが私の日課となります。
手間はかかりますが、日々の暮らしの中に自然を取り入れた四季を感じる住まいはとても良いものです。

2017年11月16日 │ works:くらしの家

千田の家

福山市の中央部、周囲を山と川に囲まれ田畑と住宅が混じり合う‥
生命力に満ちた土地に根ざした住まいです。

26坪・平屋建ての木造住宅のなかに
建主ご夫婦の暮らしに対する美意識が行き届くような
潔くシンプルで細部まで暮らしの愉しみが宿る住まいとなりました。

家のまわりをこども達が走りまわり、畑で採れた野菜が食卓に並ぶ、
季節ごとに野花が庭を彩り、夕暮れどき窓から漏れる明かりが美しい‥
日々の暮らしの積み重ねが生きる力を育む、そんな住まいとなりそうです。

2017年10月31日 │ works:千田の家

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