2024年10月23日

糸崎の家:くらし設計室のキッチン

理想とするキッチンのかたちは、使う人の数だけ存在すると思います。
そのかたちが百人百様であることが、設計者としては興味深くも悩ましくもあります‥

「糸崎の家」のお施主さまご夫婦は、作ること・食べることを愉しそうにされます。
ふたりと2匹の愛犬で囲む普段の食事も、
世帯を持たれた娘さん、息子さん達と一緒の大人数の食卓も、
気のおけない友人とお酒を飲みながら過ごす長夜も、
人が自然と集まり、使い手に馴染む、懐の深いキッチンをご紹介します。

L型のステンレスカウンターに、木製のカウンタテーブルを組み合わせた
一体型の造作キッチン(製作:ヤリヤ家具店 鎗屋大輔)

趣味のひとつが料理の旦那さま、手先の器用さが活かされています

レンジフードはARIAFINA:フェデリカ、ガスコンロはNORITZ:+do

コンロの下はスライドワイヤーシェルフ、手前に引き出して取り出せます
こちらはヤリヤ家具店さんの手仕事、木枠のワイヤーシェルフです

コンロの右隣は調味料の引き出し
高さのあるボトル、調味料の小瓶、袋物など仕舞うものに合わせて各種あり

シンク側を正面から見る、前庭の緑が目に映る

シンクの左隣 上引き出し:包丁差し、中引き出し:カトラリー仕切り
どちらもヤリヤ家具店さんにオーダー製作して頂きました、もちろん寸法もピッタリです

シンクの左隣 下引き出し:ごみ箱 IKEAのごみ箱が2個入ります
シンク下:ざる・ボウル 水気が残っていても底板がステンレスでOPEN収納なので使いやすい

電子レンジ、トースター、炊飯器、ごみ箱(4分別)、食器棚などは キッチン奥のパントリーに在ります
必要不可欠ですが、見た目もごちゃつきがちなものは、行き来して使うことで
キッチン周りをすっきりと保てる工夫をしています

遊び心を持ってキッチンを楽しむ姿を見せてくださった お施主さまご夫婦に
キッチン製作に妥協なく取り組んでくださった ヤリヤ家具店 鎗屋大輔さんに
心から感謝を込めて‥ありがとうございます

photo by Yosuke Kojima

2024年7月9日

糸崎の家

糸崎港から山沿いへ登り立ち
瀬戸内海の多島美を望む 高台に建つ住宅です。

故郷を同じくするご夫婦が 長く暮らして来たこの町で
かつて父親が建てた築36年の木造二階建ての離れを
リノベーション(改修)して この場所で暮らすことを選ばれました。

土間で七輪を囲み 仲間たちと美酒とともに会話を愉しむ

キッチンカウンターに集い 娘・息子家族とともに食卓を囲む

デイベットにもなるソファで 愛犬とお昼寝の時間を

2階へ上がると 穏やかな瀬戸内海そして島々へ視線が抜けて‥

つきない好奇心を原動力として 遊ぶように暮らす
大人の秘密基地のような住まいです。

「糸崎の家」
設計:くらし設計室 / 穂垣友康・穂垣貴子
施工:株式会社隅田木造建築店 / 隅田和博
特注家具:ヤリヤ家具店 / 鎗屋大輔
造園:庭屋sora*niwa / 高岡征洋
写真:兒島洋介

2024年4月8日

第27回 エネルギア住宅作品コンテスト


中国電力主催の「第27回 エネルギア住宅作品コンテスト」において
「南北庭の家」が新築住宅部門の優秀賞を頂きました。

「南北庭の家」は、多様な居場所と四季を感じる庭が一体となった住まいです。
地域との繋がりを作りながら、家の中に庭と繋がる多様な居場所を点在することで、
日常の中で季節の移ろいを感じる心安らぐ居場所を届けたいと考えました。

審査員の方からは「郊外ならではの広い敷地を活かすT字プラン。縦と横方向に視線が抜け、家族4人の伸びやかな暮らしを想像でき、体感的ともいえる設計の巧みさを感じました。また、南北に庭を配し、四季の自然の営みを住み手だけでなく、近隣へも届け、景観向上に寄与している点について、住宅地に家を建てることに対する責任を建築家と住み手が同じ目線で果たしていて、好感がもてました。」とご講評いただきました。

四季を感じる暮らしを愉しまれているお施主さまご家族、
丁寧に施工していただきました工事関係者の皆様に
あらためて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

第27回 ぐっとずっと。エネルギア住宅作品コンテスト
主催:中国電力株式会社
審査委員:前田圭介、原浩二、高坂敦信

「南北庭の家」
設計:くらし設計室 / 穂垣友康・穂垣貴子
施工:ホーム株式会社
造園:庭屋sora*niwa / 高岡征洋
写真:笹の倉舎 / 笹倉洋平

architecturephotoでも入賞作品が紹介されております。
https://architecturephoto.net/203969/