2015年10月27日

井原の家:祝上棟

実りの秋です‥敷地の目前にひろがる田も収穫の時期をむかえています。
「井原の家」はそんな輝いた空気のなか、上棟を迎えました。

当日は気持ちのよいほどの秋晴れで‥上棟日和と言いたくなるお天気でした。


上棟式では「餅まき」が行われました。
お施主さんの友人や、近所の子どもたち、もちろん私たちも参加して‥
空からお餅やお菓子が降ってくるのを、みんなでわいわい追いかけます。
袋いっぱいになったお菓子を持って‥どの子もとても嬉しそうでした。

上棟と収穫‥晴れやかな雰囲気に包まれた「井原の家」
秋が訪れるたびに、この記憶がやさしく思い起こされそうです。

2015年10月21日

アールトとライト

ポートランドへの旅のもう一つの目的は、建築家アルヴァ・アールトとフランク・ロイド・ライトの建築を体感すること。

ポートランドから車で1時間ほど行った丘の上にアルヴァ・アールトが設計したマウントエンジェル修道院図書館がある。

入口を入ると天井高が抑えられたエントランスホール・木のルーバー天井と丸いトップライトが印象的なカウンターゲートがある。
2つの空間はその奥にある閲覧室をより際立たせるための暗闇の空間でもあります。


そして、光が降り注ぐ閲覧室へ。
柔らかな光に包まれながら本を読む‥
光と闇の対比が美しい、とても静かで心が落ち着く場所です。

斜面に建っているので、2階から1階へはスキップフロアの閲覧室を通って下りる構成となっています。


閲覧室の照明もアールトのオリジナル。

書架を抜けた先にある閲覧ブースのハイサイドライト。
すべての書架の高さは、このハイサイドライトの光を空間全体に行き渡らせるため、
天井より低い高さに抑えられている。

そして扉の取手もアールトのオリジナル。

エントランスホールの隣には、小さなホールがありました。
波打つ音の反射板の壁、放射状に広がる格子天井、オリジナルの照明‥
柔らかく包み込まれるような優しい空間です。

そして次はフランク・ロイド・ライトが設計した住宅:The Gordon Houseへ。


自然と建築との融合をテーマとしたライトの建築には、
内部と外部を一体化するような工夫が溢れている。
空とつながる開口が開けられた庇。

内部から外部へとつづく架構、天井まで設けられた開口部。
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造作ソファ上の窓には日本の欄間を思わせる幾何学模様をくり抜いた板材がはめこまれ、外部とのつながりを感じながらも、室内に心地よい光を取り込んでいる。

トップライトからの光に溢れるキッチン。

天井高さを2.1mに抑えた寝室など、
随所に小さくても広がりを感じるための工夫が溢れている建築でした。

2つの建築を通して、光の質や量を考えプランをつくる重要性を改めて感じました。
今後も周辺環境との関係を考え、人間の悲しみや喜びに自然と寄り添えるよう、
適切で誠実に建築と向き合っていきたいと思います。

2015年10月15日

ポートランドへ

この秋に連休をいただき‥以前から訪れたいと考えていた都市
ポートランド(アメリカ・オレゴン州)を旅してきました。

この旅の目的はふたつ‥
「今一番住みたい都市」として注目されているポートランドの暮らしを実感することで、
豊かな暮らしとは‥手掛かりを探ってみたいこと。
そしてもうひとつは、現地で暮らす妹家族に会いに行くこと。

ポートランド市街はコンパクトな街で、自転車で移動する人も多く見かけます。
ホテルのロビーが有名な「エースホテル」
隣接する「STUMPTOWN COFFEE」で
コーヒーをテイクアウトしロビーの雰囲気とともに味わいました。
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街で見かけた警察官は、なぜか馬に乗って登場!
これもコンパクトな街ならではの移動手段でしょうか。

地元の新鮮な野菜や果物・花やお菓子・手作りのパンなど、
生産者による直売の露店が並ぶ「ファーマーズ・マーケット」
地元のものや人を愛して楽しみ、そこからまたより良いものが生まれてゆく‥
そんなポートランドの文化を見ることができました。
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そして雄大な自然もポートランドの大きな魅力のひとつです。
市街から車で1時間程走ると、風景ががらりと変わり‥大自然に触れることができます。
郊外へ向かう道路では、たくさんのキャンピングカーに遭遇します
週末は自然のなかで、ランニングやアウトドアを楽しむ人も多いそう。

「コロンビア川渓谷」
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「マルトノマ滝」
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「オレゴン・コースト」
砂浜の砂は粒子が細かく、風がどんどん形を変えていきます。
子供たちにとっては大きな砂場のようでした‥
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一枚岩「ヘイスタック・ロック」がそびえるキャノンビーチ
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お土産は「MadeHere PDX」でよい出会いがありました。
地元ポートランドを拠点に活動する、作り手たちの作品を取り扱うお店です。
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ポートランドには一週間の滞在でしたが、妹家族のおかげで
まるで暮らすように‥この都市の魅力を知ることができました。
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CRAFTでHUMANでORGANICなものを大切にする価値観。
私たちの日常のなかで、そして住宅設計という仕事のなかで
本当に必要なもの、大切にしたいことは何か‥考えさせてくれる旅でした。
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