くらし設計室 ARCHITECT OFFICE

素材と手仕事

素材と手仕事を活かすこと…
住まいの居心地を左右する大切な要素だと考えています。

大府の家では、2階の空間(暮らし)を包み込むような
柔らかな表情の素材として天井にヨシを使っています。
1本1本が異なった自然の色合いをもつヨシは、
時間の移り変わりとともに変化する光によって表情を変えいくので、
天井を眺めながらのお昼寝には最適です!


現場は、天井のヨシが張られ、大工さんが窓の室内側の木枠を取り付けていました。
少し手間はかかりますが、ここが大工さんの腕の見せ所…
木枠は面を取ることによりスッキリとした印象に見えるようにしています。
大工さん、丁寧な仕事ありがとうございます(嬉)

外部は、防水シートまで張り終わり、いよいよこれから仕上げ工事に入っていきます。

2013年04月14日 │ works:ひとつながりの家

暮らしき…倉敷へ

「暮らしの豊かさとは」
住まいを考えるときも、自分の生活においても、常に離れられないテーマです。

今を生きる人が暮らしや地域を見つめ直し「豊かな暮らし」を探求する。
そんなきっかけを与えてくれるような場所…
倉敷市の「林源十郎商店」を訪れました。

1Fにある店舗「倉敷意匠アチブランチ」には
思わず手紙を書きたくなる便箋や、窓ぎわでキラキラひかるかわいいグラス
手しごとのよさを感じられる生活具に出会いました。

そしてここを訪ねて予想を超えた光景が…中庭にありました。
元の古い邸宅の配置を活かしたリノベーションとのことですが
このお庭のつくりの気持ちいいこと!

母屋・離れ・蔵など分棟の配置を活かすとこうなるのか…と。
それ以外にも、全体の雰囲気をつくっている
木製建具、金物、仕上げの選定、水盤など
ひとつひとつが私のツボであり、時間を忘れて観察してしまいました。

2013年04月10日 │

「福山の家」の春

ちょっとゆっくりして、お花見でもと思いながらも
なかなか時間が取れない今日この頃…

「福山の家」の現場に行くとそこに春が訪れていました。
これはお隣さんの家の前にある植栽ですが、
道を歩いていると時々こんな風景に出会います。

季節を感じられる風景が身近にあること…
住まいづくりは、そんな風景も一緒に作っているということを改めて実感しました。

2013年04月05日 │ works:木之庄の二世帯住居

内装仕上げが進行中です

「くらし設計室 改修計画」の仕上材は
素材の表情はもちろん、機能や効果を実験してみる意図もあり
予算的にはちょっとガンバッテ…珍しい仕上げも試しています。

打合せ室 兼 ダイニングの壁タイルは、目地幅を大きくとり
目地材は調湿・消臭効果のある「珪藻土」としています。
タイルにガムテープを貼り養生をして目地詰めを行い、
目地が固まった後にすこし欠き落とします。
それを剥がすと…タイルが浮き上がって見えてきます。

床のタイルは夏はひんやりと気持ちいいはず。
そして冬には暖房の熱を蓄熱してくれることを期待して。

2013年03月30日 │ works:くらしの家

それぞれの眺め

昨日は、大府の家の中間検査へ。
建物の位置が設計図通りになっているか、構造の耐力壁や金物が構造図通りになっているかなどを確認し、無事に終了しました。

2階のダイニングへ上がる階段からの眺め…
「今日も一日疲れたなぁ、晩ご飯は何かな〜…」と天井を見上げながら階段をのぼる。

こちらはキッチンにたつ奥様からの眺め…
「お帰りなさ〜い」と家族を迎えながら、あわただしく晩ご飯の仕上げにかかる。
そして週末には…
キッチンの居心地の良さに料理に挑戦し始めたご主人からの眺めとなるか…?
そちらは乞うご期待(笑)

2013年03月28日 │ works:ひとつながりの家

日本中がマチオモイの春!

ずっと行きたかった展覧会。会期ギリギリになり…
福山のお隣、尾道会場へやっと行ってきました!

自分の思い入れのある「町」をそれぞれの視点で紹介する取り組み。
大きな観光スポットのない、小さな町にも
無数に眠る思いや価値があるのだな…と。
これまで知らなかったけれど、行ってみたくなる町に出会いました。

「my home town わたしのマチオモイ帖」http://machiomoi.net/

2013年03月24日 │

外と内のあいだ

増築部分がカタチを現しました。

4畳程度の小さな空間ですが、
外の道路と、内の居室のあいだを繋ぐ仲介役として…
自宅兼事務所となる我が家の、家族専用の玄関として…
ムスメの大切な乗り物の置き場所として…
雨が降った時の、洗濯物たちの避難場所として…
いくつもの大役を担っています。

日々の生活に、ほどよく手を貸してくれる頼もしい存在です。

2013年03月23日 │ works:くらしの家

こちらも上棟日和なり

大安吉日の昨日…
晴天にも恵まれ、福山の家が上棟を迎えました。

福山の家は1階がRC造、2・3階が木造の混構造の建物です。
上棟の日、この2・3階部分が福山の大工さん達の手で
一気に組み上りました!

空に向かって堂々と伸びてゆく様は、凛々しくもあり…
やはり上棟の日は特別な一日です。

2013年03月22日 │ works:木之庄の二世帯住居

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