2025年10月24日
季窓庵
めぐる季節を窓に映す 安住の小さな家

見晴らしのよい高台の住宅地に建ち、隣地にある小学校の桜の木を借景とした26坪の平屋建ての住まいです。
春は満開の桜と小学生の賑やかな声、草木は芽を吹き新緑から万緑へと初夏に移り変わる、露が降りる頃は秋晴れの清々しい空、寒さ厳しい冬の夜に澄みきって見える月‥めぐる季節を映す「L字型」の大窓を暮らしの中心に構成しました。
子どもたちが巣立ったあと、俳句や短歌を詠み、蕎麦を打ち、珈琲を淹れ、蔵書を開き、花を挿し、そして今日がどんな日であったか語らう‥
建主ご夫婦の自然や人を受け入れるおおらかな暮らしぶりもまた窓に映して、安息の時間を刻む小さな家です。





「季窓庵」
設計:くらし設計室 / 穂垣友康・穂垣貴子
施工:ホーム株式会社
造園:庭屋sora*niwa / 高岡征洋
特注金物:tessen / 山田幸一郎
写真:兒島洋介