瀬戸内海が持つ穏やかな湾のひとつ‥海からの経路を活かした産業が根付いているこの街の山際に建つ二世帯住宅です。背後に控えた山から吹く湿度を含んだ風が、建物のあいだから海へ抜けていくよう‥窓からみえる景色が、穏やかな湾の風景であるよう‥ご家族皆さんの日々を包みこむ居心地のよい場所であるよう‥単純な切妻屋根の空間をこの場所の地形に合わせて変化させ、風景を包みこむことで確かな落ち着きと得難い心地よさが宿ったように思います。