くらし設計室 ARCHITECT OFFICE

静寂な住まいをつくる光と素材

先週末は、尊敬する建築家である手嶋保さんの講演会に行ってきました。
住まいをつくるとき、私自身もそこに住む人や家族がいかにして心身ともに
健やかに暮らすことができるのかをよく考えていますが、
そのために建築、光、素材はどうあるべきかを改めて考えさせられるとても貴重な時間でした。

次の日、お施主様との打合せのため奈良へ…
以前から見てみたかった新薬師寺をご案内して頂きました。
十二神将の像が有名ですが、建築空間がそれらを静かに引き立てています。
円形の壇上に立つ像の配置、側面入口からのみ入る絞られた光、甎(せん・東洋建築に用いられていた黒い煉瓦)を敷いた土間床、壁・天井の木組み間の漆喰などのバランスにより、
清らかな空気が空間全体を包んでいました。
静かで心が穏やかになり、ずっとその場所に佇んでいたくなるような… そんな場所でした。
(内部の撮影は禁止だったので外観の写真だけ…)

帰りは、原生林歩道へ…
「もののけ姫」に出てきそうな風景に感動していると
木々の間から鹿がひょっこり登場…
やさしくお見送りして頂きました。

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2013年12月24日 │

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