くらし設計室 ARCHITECT OFFICE

奈良の旅

どこを歩いても若葉の緑が輝いて‥爽やかな季節を迎えています。
お休みを頂いて奈良の旅に出掛けました。

かねてから訪れてみたかった「くるみの木」一条店へ‥
お庭の木々や草花が心地よく迎えてくれました。
ちょうど白色の藤の花が満開で‥とてもきれいでした。


カフェでいただいたランチは、新玉葱や春キャベツ
デザートのレモンのケーキなど、季節をたっぷり感じる美味しさでした。


そして奈良を訪れたからには、鹿に会わずにはいられません。

「奈良ホテル」はその歴史に敬意の念を抱く近代建築でした。


地域の生活文化に触れ、学び、繋いで行く場所「鹿の舟」
観光案内所と食堂、喫茶室の三つの建物からなる複合施設絵です。
居心地の良い喫茶室「囀 Saezuri」でついつい長居してしまいました。



奈良中心部から少し足を延ばして「慈光院」へ
木々に囲まれた静かな参道を抜けた先に、茅葺き屋根の書院が見えて来ます。
廊下を進み奥の間に入るとパッと視界が開け、
刈り込みを主体とした庭、その向こうに大和平野、彼方には山並みを望むパノラマが広がります。


さらに奥に進むとふたつの茶室や本堂、中庭など巡る
外部と緩やかにつながる愉しみを実感した建築でした。

2017年05月06日 │

高知へ

今年の日本建築学会賞に、堀部安嗣氏の作品が選ばれたという記事をみて
その場所‥高知へ無性に行きたくなりました。

「五台山 四国霊場第三十一番札所 竹林寺」内に建つ「竹林寺納骨堂」



低く構えられた軒下のベンチに腰掛けると、朝の澄んだ空気がより静かに感じられます。
物事の本質を見抜き、無駄な考えを削ぎ落としたような建築を目の当りにし
無言でその場所にしばらく佇んでいました。


竹林寺のほど近くにある「牧野富太郎記念館」へは10年ぶりの再訪が叶いました。
ここへ来ると植物が私たちに語りかけているような錯覚がします。
こどもや年配の方も多く、この場所がたくさんの人に愛されていることが伝わってきました。


そして娘にとってはこちらが一番の目的地「やなせたかし記念館」へ。
工夫を凝らした展示にくぎ付けとなり、あちこちそわそわと落ち着かない様子。
アンパンマン号に乗り‥大階段で絵本を読み‥パン工場へお邪魔して‥楽しすぎます。


高知からの帰り道、こちらも10年ぶりの再訪となった「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」へ。
運よく広場で開催中のワークショップに参加でき、手製のマントとバッグを作りました。


2016年05月30日 │

アールトとライト

ポートランドへの旅のもう一つの目的は、建築家アルヴァ・アールトとフランク・ロイド・ライトの建築を体感すること。

ポートランドから車で1時間ほど行った丘の上にアルヴァ・アールトが設計したマウントエンジェル修道院図書館がある。

入口を入ると天井高が抑えられたエントランスホール・木のルーバー天井と丸いトップライトが印象的なカウンターゲートがある。
2つの空間はその奥にある閲覧室をより際立たせるための暗闇の空間でもあります。


そして、光が降り注ぐ閲覧室へ。
柔らかな光に包まれながら本を読む‥
光と闇の対比が美しい、とても静かで心が落ち着く場所です。

斜面に建っているので、2階から1階へはスキップフロアの閲覧室を通って下りる構成となっています。


閲覧室の照明もアールトのオリジナル。

書架を抜けた先にある閲覧ブースのハイサイドライト。
すべての書架の高さは、このハイサイドライトの光を空間全体に行き渡らせるため、
天井より低い高さに抑えられている。

そして扉の取手もアールトのオリジナル。

エントランスホールの隣には、小さなホールがありました。
波打つ音の反射板の壁、放射状に広がる格子天井、オリジナルの照明‥
柔らかく包み込まれるような優しい空間です。

そして次はフランク・ロイド・ライトが設計した住宅:The Gordon Houseへ。


自然と建築との融合をテーマとしたライトの建築には、
内部と外部を一体化するような工夫が溢れている。
空とつながる開口が開けられた庇。

内部から外部へとつづく架構、天井まで設けられた開口部。
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造作ソファ上の窓には日本の欄間を思わせる幾何学模様をくり抜いた板材がはめこまれ、外部とのつながりを感じながらも、室内に心地よい光を取り込んでいる。

トップライトからの光に溢れるキッチン。

天井高さを2.1mに抑えた寝室など、
随所に小さくても広がりを感じるための工夫が溢れている建築でした。

2つの建築を通して、光の質や量を考えプランをつくる重要性を改めて感じました。
今後も周辺環境との関係を考え、人間の悲しみや喜びに自然と寄り添えるよう、
適切で誠実に建築と向き合っていきたいと思います。

2015年10月21日 │

ポートランドへ

この秋に連休をいただき‥以前から訪れたいと考えていた都市
ポートランド(アメリカ・オレゴン州)を旅してきました。

この旅の目的はふたつ‥
「今一番住みたい都市」として注目されているポートランドの暮らしを実感することで、
豊かな暮らしとは‥手掛かりを探ってみたいこと。
そしてもうひとつは、現地で暮らす妹家族に会いに行くこと。

ポートランド市街はコンパクトな街で、自転車で移動する人も多く見かけます。
ホテルのロビーが有名な「エースホテル」
隣接する「STUMPTOWN COFFEE」で
コーヒーをテイクアウトしロビーの雰囲気とともに味わいました。
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街で見かけた警察官は、なぜか馬に乗って登場!
これもコンパクトな街ならではの移動手段でしょうか。

地元の新鮮な野菜や果物・花やお菓子・手作りのパンなど、
生産者による直売の露店が並ぶ「ファーマーズ・マーケット」
地元のものや人を愛して楽しみ、そこからまたより良いものが生まれてゆく‥
そんなポートランドの文化を見ることができました。
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そして雄大な自然もポートランドの大きな魅力のひとつです。
市街から車で1時間程走ると、風景ががらりと変わり‥大自然に触れることができます。
郊外へ向かう道路では、たくさんのキャンピングカーに遭遇します
週末は自然のなかで、ランニングやアウトドアを楽しむ人も多いそう。

「コロンビア川渓谷」
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「マルトノマ滝」
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「オレゴン・コースト」
砂浜の砂は粒子が細かく、風がどんどん形を変えていきます。
子供たちにとっては大きな砂場のようでした‥
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一枚岩「ヘイスタック・ロック」がそびえるキャノンビーチ
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お土産は「MadeHere PDX」でよい出会いがありました。
地元ポートランドを拠点に活動する、作り手たちの作品を取り扱うお店です。
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ポートランドには一週間の滞在でしたが、妹家族のおかげで
まるで暮らすように‥この都市の魅力を知ることができました。
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CRAFTでHUMANでORGANICなものを大切にする価値観。
私たちの日常のなかで、そして住宅設計という仕事のなかで
本当に必要なもの、大切にしたいことは何か‥考えさせてくれる旅でした。
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2015年10月15日 │

島へ


夏になると海を見たくなる…そんな気持ちになるのは必然でしょうか。

そして先日、小豆島に向かい出発しました。
瀬戸内の島々は巡る愉しさがあると思います。
ムスメにとっては初めての旅、はじめての海です。

新岡山港~小豆島まで約一時間。
フェリーの窓からは島…そして海。

島に着いてから、早速お昼ごはんを頂きました。
千枚田と呼ばれる棚田の中に佇む食堂にて。
段々に連なる田んぼの風景がいつまでも頭に残っています…

そして近くにある中山農村歌舞伎舞台は、
昔、地元の人々が歌舞伎を楽しみ、演じた場所だそうです。

お世話になった宿は「醤油街道」沿い、海にほど近い場所にありました。



小豆島は醤油製造の会社が今でも20社ほどあるそうで、
そのなかのひとつマルキン醤油がご近所にあり、散歩がてら製造所見学に出掛けました。

宿の夕食では、製造方法で異なるお醤油の味を比べられるようなお料理、
特産のオリーブを使ったもの、新鮮なお魚など、この場所ならではの味覚のおもてなしに
島の心粋を感じました…

そして翌朝…自家製野菜たっぷりの朝食を頂き、あたたかい気持ちで宿をあとにしました。

海岸に打ち寄せる波を見てだんだん近づいていくムスメ。
日常から離れ、肩の力を抜いて…新鮮な空気を吸い込んだ旅でした。
そしてまた新しい気持ちで…明日からがんばります。

くらし設計室
〒720-0082
広島県福山市木之庄町2-12-23
TEL:084-973-7202
FAX:084-973-7203
mail:info@kurashi-sekkei.com
HP:http://www.kurashi-sekkei.com/

2014年07月13日 │

静寂な住まいをつくる光と素材

先週末は、尊敬する建築家である手嶋保さんの講演会に行ってきました。
住まいをつくるとき、私自身もそこに住む人や家族がいかにして心身ともに
健やかに暮らすことができるのかをよく考えていますが、
そのために建築、光、素材はどうあるべきかを改めて考えさせられるとても貴重な時間でした。

次の日、お施主様との打合せのため奈良へ…
以前から見てみたかった新薬師寺をご案内して頂きました。
十二神将の像が有名ですが、建築空間がそれらを静かに引き立てています。
円形の壇上に立つ像の配置、側面入口からのみ入る絞られた光、甎(せん・東洋建築に用いられていた黒い煉瓦)を敷いた土間床、壁・天井の木組み間の漆喰などのバランスにより、
清らかな空気が空間全体を包んでいました。
静かで心が穏やかになり、ずっとその場所に佇んでいたくなるような… そんな場所でした。
(内部の撮影は禁止だったので外観の写真だけ…)

帰りは、原生林歩道へ…
「もののけ姫」に出てきそうな風景に感動していると
木々の間から鹿がひょっこり登場…
やさしくお見送りして頂きました。

くらし設計室
〒720-0082
広島県福山市木之庄町2-12-23
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2013年12月24日 │

nap village

山の中でものづくりをしている場所(村)がある…
岡山県加賀郡吉備中央町にあるnap villageに行ってきました。

懐かしい緑豊かな里山の風景、その土地の食材を活かしたおいしい食事、
その場所での暮らしから生み出されるものづくり…
小さなコミュニティから生まれる地域性というものを考えさせられる
とても刺激のある旅になりました。


帰り道、近くにある農家自家製チーズの吉田牧場さんへ…
カチョカバロ、すごくおいしいです♪


くらし設計室
〒720-0082
広島県福山市木之庄町2-12-23
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2013年08月25日 │

「暮らしのフォトコンテスト」受賞パーティー&倉敷の旅

暮らしのフォトコンテスト「ソファのある毎日」で最優秀賞をいただいた副賞として…
家族みんなで倉敷1泊旅行&受賞パーティーに招待していただきました。

少し早めに倉敷入りし、美観地区を散策したあと宿泊先の「倉敷国際ホテル」へ。
用意していただいたこちらのホテルは、建築家 浦辺鎮太郎さんが設計された1964年の日本建築学会賞受賞作品。
倉敷の風土に溶け込むように、和と洋の融合を意図して設計されたもので、
内装や家具・照明などから「民藝」の心を感じる…とても趣のある場所でした。

写真はホテルロビーにある棟方志功の作品。

受賞式の会場は、私たちも以前訪れたことのある「林源十郎商店」にて。
パーティーのオープニングは、屋上テラスにて乾杯!
夏の空気を感じながらテラスで飲む冷たいシャンパンは格別でした…

フォトコンテストの主催者である心石工芸さんのはからいで
受賞者、審査員、それに関わったスタッフの方々が集合して
美味しいお酒とお料理を囲んでの、楽しい時間を過ごさせていただきました。

次の日「水辺のカフェ 三宅商店 酒津」へ寄り道してきました。
「酒津公園の中を歩いてアクセスするのがおすすめ」と聞いていたので
日差しを避けるように、葉桜の陰を歩いて…

川沿いに気持ち良く佇むカフェをみつけました。

お店としては珍しく…夏場でもエアコンをつけず開放的な店内。
川を渡る風が時おりカフェの中を抜けて…感じる涼しさが新鮮でした。

ひとつの賞をいただいたことで、たくさんの新しい出会いがあり…
「心豊かに暮らす」いくつかのヒントに出会ったような気がします。
このような機会をいただいたことに、心から…感謝しています。

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2013年07月22日 │

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