くらし設計室 ARCHITECT OFFICE

風谷の家:竣工しました


初秋の澄んだ空気に包まれて‥「風谷の家」が竣工しました。

福山で設計事務所を始めてまだ日の浅い頃、
いくつかのご縁で‥お施主様とお会いする機会を頂きました。
実績も少なく、海のものとも山のものとも知れない私たちに
「自宅の設計をお願いしたいのですが」との言葉に
「私たちでよろしいのでしょうか‥?」と驚いたことを覚えています。

住宅を設計する上で「場所性」を大切にしたいと常に考えています。
背後に控える山から吹き降ろす風が、建物のあいだから海へ抜けていくよう‥
窓からみえる景色が、穏やかな湾の風景であるよう‥

ただそこには住まい手の「人柄」がやはり関わりがあるように思います。
当初からの案を受け入れて温めてくださった、懐の深さに‥
いくつかの問題を共に乗り越えてくださった、忍耐強さに‥
打合せを繰り返すごとにユーモアを交えてくださる、遊び心に‥
ご家族それぞれがお忙しい中でも住まいに心を割いてくださった、愛情に‥

感謝しないではいられません。
私たちに設計を依頼してくださり、本当にありがとうございました。

来春、お庭の工事が完了した頃‥背後の山に咲き誇る桜とともに
「風谷の家」を眺める光景を楽しみにしています。

2016年10月04日 │ works:風谷の家

御門の家:祝上棟

秋風が心地よい季節となりました‥
先日、初秋の澄みわたる空気の中「御門の家」が無事に上棟を迎えました。

前面道路は車や人の通りが絶えない賑やかな場所にあるため
通りかかりの方たちにも見守られながら‥
上棟日に特有の、お祭りのような雰囲気のなかで行われました。

上棟式にはご家族皆さまに駆けつけていただき
無事に棟上げが出来たことを感謝し、建物の無事の完成を祈願しました。

架構が組み上がると‥
意識が中庭に向かう、落ち着いた住まいの性格が表れます。
徐々に表情を変えてゆく現場に通うのが、やはり楽しみです。

2016年09月23日 │ works:御門の家

祈りの音楽


すこし涼しくなった夏の夕暮れ時、世界平和記念聖堂へ。
haruka nakamura PIANO ENSEMBLE 「音楽のある風景」
静寂の中で演者と聴者一体となって昇華していくような空気感。
静かで、あたたかく、美しい‥
色々な感情が呼び覚まされる幸せな時間でした。

2016年08月29日 │ 日々のこと

若松の離れ:竣工写真

夏の始まり‥梅雨から解放された太陽がいっそう眩しく感じられる頃
「若松の離れ」の竣工写真を、写真家の笹倉さんに撮影していただきました。

そして先日、その竣工写真が届きました。

中庭側に低く構えた軒下に設けた木製サッシと
高い天井近くに設けた明かり採り窓から導かれた光が
室内に柔らかく拡がっていく質感を、とても綺麗に撮っていただき‥

そして日が暮れて‥夕闇のなか。
一日の終わり、ご家族が集う様子があたたかく思い描かれます。

建物に立った時とまた違う感動が、写真を通して湧いてきました。

設計:くらし設計室 / 穂垣友康・穂垣貴子
施工:隅田木造建築店 / 隅田和博
家具:ヤリヤ家具店 / 鎗屋大輔
写真:笹の倉舎 / 笹倉洋平








2016年08月17日 │ works:若松の離れ

写真撮影

先日、「若松の離れ」の竣工写真と「田尻の家」の夏の写真を
写真家の笹倉さんに撮影していただきました。
梅雨の影響で何度も延期した撮影でしたが、
待った甲斐もあり暑すぎるくらいの絶好の撮影日和でした。


いつも笑顔で私たちを迎え入れてくれるクライアントには本当に感謝です。
住み始めてから時間が経過した2つの住まいは、
それぞれに住まい手の個性が出ていて、とても居心地の良い場所になっていました。


撮影の最後は、「田尻の家」のクライアントの船に乗せていただき、しまなみクルーズ!

2016年07月23日 │ 日々のこと

御門の家:地鎮祭

緑豊かな公園が集まる福山市の中心部‥
「この場所で暮らしてゆきたい」というお施主さまご家族の強い意志が
この敷地とのご縁を引き寄せたような‥運命的な出会いでした。

市街地であり、前面道路は車や人の通りが絶えない場所であるため
中央に中庭を設け、その中庭へ向けて各室を開いた「中庭型」の住まいとなりました。

そして先日、地鎮祭が執り行われました。
当日は梅雨が過ぎ去ったかのような晴れ間で、青空が着工を祝っているようでした。

神主の祝詞を子守唄に寝入った息子さんの寝顔に
完成した住まいを駆け廻る姿を想像しながら‥
献身的にお客様と、そして現場と、向き合っていきたいと思います。

2016年07月05日 │ works:御門の家

蔵王の家:祝上棟

先日「蔵王の家」が上棟しました。

蔵王の家は、おおらかな敷地で周囲の自然や風・鳥の声などが感じられるように、
その場所に寄り添いながら開く住まいとしました。

部屋ごとに周囲の自然との繋がりに変化をもたらす架構が
この場所での暮らしの豊かさを期待させます。


2016年06月09日 │ works:蔵王の家

高知へ

今年の日本建築学会賞に、堀部安嗣氏の作品が選ばれたという記事をみて
その場所‥高知へ無性に行きたくなりました。

「五台山 四国霊場第三十一番札所 竹林寺」内に建つ「竹林寺納骨堂」



低く構えられた軒下のベンチに腰掛けると、朝の澄んだ空気がより静かに感じられます。
物事の本質を見抜き、無駄な考えを削ぎ落としたような建築を目の当りにし
無言でその場所にしばらく佇んでいました。


竹林寺のほど近くにある「牧野富太郎記念館」へは10年ぶりの再訪が叶いました。
ここへ来ると植物が私たちに語りかけているような錯覚がします。
こどもや年配の方も多く、この場所がたくさんの人に愛されていることが伝わってきました。


そして娘にとってはこちらが一番の目的地「やなせたかし記念館」へ。
工夫を凝らした展示にくぎ付けとなり、あちこちそわそわと落ち着かない様子。
アンパンマン号に乗り‥大階段で絵本を読み‥パン工場へお邪魔して‥楽しすぎます。


高知からの帰り道、こちらも10年ぶりの再訪となった「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」へ。
運よく広場で開催中のワークショップに参加でき、手製のマントとバッグを作りました。


2016年05月30日 │

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