くらし設計室 ARCHITECT OFFICE

吉野杉


日本で最も植林の歴史が古い地域のひとつ、奈良県の吉野。
一般的な林業では1町歩(約1万m2)あたり約3,000本植えるのが植林の目安ですが、
吉野林業ではなんと1町歩に8,000本〜10,000本もの木が植えられます。
密集して木を植えることで木の成長を遅らせ、目の詰まった木を育てるのです。
年輪幅が狭く強度のある木になる上、木目も非常に美しくなる吉野杉‥

そんな吉野杉を「三原の家」では構造材に使います。
昨日は奈良県吉野の坂口製材所へ材料検査に行ってきました。

木の住まいの設計に大切な「木配り」
木材の適材適所を見極めて、どの材料をどの場所・どの向きに配置していくかを棟梁と一緒に決めていきます。

1本1本の材料がどのように生まれ、育てられ、どのように使っていくかということを
製材所・施工者・設計者そして住まい手が共有して進めることが
良質な住まいをつくることにつながっていくと信じています。




坂口製材所の坂口さんのご厚意で昨夏開催の「HOUSE VISION2」で発表された
「吉野杉の家」(設計:長谷川豪)を見学させていただきました。
昔から変わらない吉野川の風景と建築の佇まいがとても美しかったです。

2017年04月05日 │ works:三原の家

worksを更新しました

昨年の秋‥写真家の笹倉さんに撮影して頂いた
「蔵王の家」の竣工写真をWorksに掲載しました。

自然に寄り添うような外とのつながりをもつ建築となっています。

2017年04月03日 │ works:蔵王の家

チルチンびと 91号

先日「チルチンびと住宅建築賞」の授与式があり、
尊敬する建築家の方から直接選評を頂きました。

デザイン性と「用・強・美」のバランスがとれた優れた作品であり、
土間の吹き抜けを囲んで屋根裏までの隅々を使い切っている空間構成、
使い勝手の良い水廻りの動線計画などを評価いただきました。

懇親会では審査員の方々と住宅設計についてお話しができ、
全国の同世代の設計者とも意見交換ができ、とても刺激を頂いた一日でした。

今後も一つ一つの住宅の設計に真摯に取り組んでいきたいと思います。

詳細は3月11日発売の「チルチンびと 91号」に掲載されておりますので
書店でお見かけの際は、ぜひ手にとってみてください。

最後になりましたが、
「田尻の家」のお施主様・施工していただきました工事関係者の皆様に
あらためて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

2017年03月11日 │ 受賞, 掲載誌

三原の家

草木が芽吹く季節になりました‥

築城450年に賑わう三原市にて、あらたなプロジェクトがはじまります。
「三原の家」は切妻屋根が二段に連なる単純な構成のなかに
屋根に沿って変化する居場所が巡る愉しさを与えてくれます。

春が訪れたような気持ちのよい空の下、地鎮祭が執り行われました。
ご一家の繁栄を願い神主さんから頂いた「いやさかに‥」という言葉が
着工にふさわしく輝いて‥清々しいはじまりの日となりました。

2017年03月06日 │ works:三原の家

「御門の家」内覧会のお知らせ

くらし設計室が設計監理をした住宅が、福山市御門町に完成します。
この度、お施主さまのご厚意により予約制で内覧会をさせて頂きます。

「御門の家」は、前庭・内庭・中庭の三つの庭をもつ住まいです。
それぞれの居場所をつくりながら、緩やかにつながった構成とすることで
広がりが生まれるように設計しました。

家づくりをお考えで内覧をご希望の方は、下記までメールをお送りください。
お名前、人数、ご希望の見学時間をお知らせください。
折り返しご案内をお送り致します。

■ 日時:2月18日 土曜日 / 11:00〜17:00

info@kurashi-sekkei.com

2017年02月02日 │ works:御門の家, 見学会

蔵王の家:竣工しました


昨年末、「蔵王の家」が無事に竣工いたしました。
最初の顔合わせから3年‥
これまでの家族の話、これからの暮らしの話など沢山の未来を一緒に想像しながら住まいを作り上げました。
上棟後に住まい手と工事中の家を見ながらバーベキューをしたのも良い思い出です。

緑や自然・アウトドアが好きなご家族のための二世帯住宅です。
住まい手が大好きな自然を感じながら暮らせるように、
緑が多く残る敷地の特性を生かし、外とつながりを持つ住まいとなりました。

この場所でご家族が自然とともに穏やかな気持ちで過ごしていただけることを願っております。

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設計:くらし設計室 / 穂垣友康・穂垣貴子
施工:ホーム
造園:作庭衆 庭譚 / 橋本善次郎
家具:ヤリヤ家具店 / 鎗屋大輔
写真:笹の倉舎 / 笹倉洋平

2017年01月16日 │ works:蔵王の家

本年もありがとうございました

くらし設計室は12/29(木)~1/4(水)まで年末年始休暇を頂きます。
新しい年が皆様にとって健やかな一年でありますように。

2016年12月28日 │ 日々のこと

チルチンびと住宅建築賞2016


2016年度 第5回 チルチンびと住宅建築賞「若手建築家部門」にて
「田尻の家」を優秀賞に選んで頂きました。

−風土に根ざした住文化を創造する上で、大切な担い手となる
木造を設計する優秀な若手設計者の発掘を目的とした賞です−

募集要項に記してあった、そんな一文に奮い立ち‥
私たちもその「担い手」でありたいと強く意識し、応募した賞でした。

ちょうど2年前の年末に完成した「田尻の家」
家や庭に愛情を持って、丁寧に暮らしてくださっているお施主さま、
施工していただきました工事関係者の皆様に
あらためて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。

これを励みに‥今後も自分たちの歩幅で
地域に根ざし、暮らしと向き合っていきたいと思います。

2016年度 第5回『チルチンびと住宅建築賞』
主催:株式会社 風土社
審査委員長:泉 幸甫
審査委員:田中敏溥、大野正博、藤井 章、横内敏人、松本直子、水澤 悟、古泉 丞、植久哲男

「田尻の家」
設計:くらし設計室 / 穂垣友康・穂垣貴子
施工:ホーム
造園:作庭衆 庭譚 / 橋本善次郎
家具:ヤリヤ家具店 / 鎗屋大輔
写真:笹の倉舎 / 笹倉洋平

2016年12月15日 │ 受賞

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